格式を重んじる城・犬山城





いや~、

忙しいのを言い訳にブログのアップが完全に停滞していました(笑)


ボチボチと再開していくとしましょうか!




今回は、犬山城が格式を重んじるばかりに、

ちょっとやっちまったーーーーっていうお話。


何かやらかしたわけではないですが、

これどうよって言いつつも、これがなかったらと思うとゾッとする、そんなお話。





<今日のもくじ>

  ■ 華頭窓(かとうまど)

  ■ 犬山城の華頭窓は、窓にあらず?

  ■ 格式を重んじるということ







■ 華頭窓(かとうまど)


華頭窓っていうのは、これのこと。


 




火灯窓、花頭窓、華頭窓、架灯窓、瓦灯窓とか、いろいろな漢字が充てられています。


お寺や神社、城郭(天守・櫓など)、住宅などに用いられる窓です。

見てわかる通り、形に特徴があります。

上側を炎のような形にしたり、花の形にしたものですね。


炎の形を、火炎形(火灯曲線)と呼ぶんだそうです。

花の形を、花形(花頭曲線)と呼ぶんだそうです。


まぁ、そういう難しいことは横に置いておいて、


とにかく、形に特徴があって、

お寺や神社、天守・櫓などに用いられてきた、

格式の高い様式

をしています。




例えば、彦根城。

国宝天守です。

華頭窓があります。






例えば、犬山城。

国宝天守です。

華頭窓があります。







ね、あるでしょ。

華頭窓。





これを見つけたら、

『華頭窓』って言うんだよ~

格式が高い形なんだよ~

って自慢してください(笑)









■ 犬山城の華頭窓は、窓にあらず?


ところで、

犬山城がやらかしちまったっていうのは、

この華頭窓のことです。



なにをやらかしたかって言うと、

実はこれ、窓じゃないんです(笑)


わかります?

壁に窓枠がついてるだけ!!!


おっと、なんてことですか?


国宝ともあろう天守が、窓枠だけの飾り?



そうなんです。

飾りなんです。

完全に、飾り。







でも、それでもいいんです。

当時の天守建築ラッシュのころは、

とにかくシンボリックにする必要があった。


城主の威厳や、政庁としての顔。

平和の世のシンボル。


だから、飾りでもなんでもシンボリックになればよい。

そんな時代だったと思います。









■ 格式を重んじるということ


つまり、格式が必要なわけです。


さっきも書きましたが、天守をシンボリックにする。

ということは、格式が高い方が良い。

というか、犬山の殿様は貧乏っちいなぁって言われるのは、ね。


見栄っ張りの尾張人ですから。


格式高い様式にするために、

華頭窓の窓枠だけだけど、つけました。


真壁づくりにしたり、廻縁・高欄をつくったり、

石落としをつけたり、櫓と塀を張り巡らしたり。


いろんなことをして格式を高めていったんですね。



城主の意地ではないですが、お家としての格は大事です。



だから、華頭窓もつけました。





でも、そのおかげで、犬山城天守の見どころに、今、なってますから。


先見の明があったというか、

よかったねって話ですね(笑)



私は好きですよ、犬山城天守の華頭窓。










ということで、また次回まで。




2017年7月11日

たかまる。





※ 写真はすべてたかまる。が撮影したものです。

※ 図はすべてたかまる。が描いたものです。

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たかまる。

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